【解説】自己破産をした後の借り入れ・ローンについて|
― 破産後すぐに借りるのは絶対にやめてください ―
「自己破産をした後、またお金を借りることはできますか?」
「ローンやクレジットカードはいつから使えるようになりますか?」
このようなご相談を受けることがあります。
結論からお伝えすると、自己破産後すぐの借り入れは絶対におすすめできません。
むしろ、将来の生活再建に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、自己破産後の借り入れ・ローンについて、注意点を分かりやすく解説します。
■ 自己破産には「免責不許可期間」があります
自己破産をして借金を免除してもらうためには、裁判所から「免責許可決定」を受ける必要があります。
この免責には条件があり、そのひとつが、
👉 前回の免責から7年以内は、原則として再び免責を受けられない
というルールです。
つまり、
- 自己破産後7年以内に
- また借金をして返済不能になっても
- 原則として、再度の破産免責は認められません
ということになります。
■ 7年以内に借金をすると「逃げ道」がなくなる
もし自己破産後7年以内に借金をしてしまった場合、返済ができなくなると、
✔ 任意整理
✔ 個人再生
などで対応するしかありません。
しかし、これらの手続きは、
👉 必ず返済が必要
になります。
収入が少なく返済できない状況では、事実上「身動きが取れなくなる」状態になってしまいます。
■ ブラックリスト中でも借りられる場合がある?
自己破産をすると、信用情報機関に事故情報が登録されます。
いわゆる「ブラックリスト」に載った状態です。
この期間中は、
- クレジットカード
- 銀行ローン
- 消費者金融
などの審査は、ほぼ通りません。
しかし、中には…
「ブラックでも貸しますよ」
「他で断られてもOKです」
という業者が存在します。
■ 「貸してくれる会社」は優しいわけではありません
ブラック状態でも貸してくる業者は、決して親切だからではありません。
理由は明確です。
👉 「破産できない期間だから、必ず回収できる」と分かっているからです。
免責から7年以内であれば、借りた側は簡単に破産できません。
そのため、
- 強く督促される
- 自宅訪問される
- 長期間返済を迫られる
など、精神的にも大きな負担になります。
合法業者であっても、法律の範囲内で厳しく回収されるケースは少なくありません。
■ 闇金には絶対に手を出さないでください
なお、闇金に手を出すと、
❌ 生活が崩壊する
❌ 家族や職場に迷惑がかかる
❌ 精神的に追い込まれる
など、深刻な被害を受ける可能性が極めて高くなります。
理由があっても、絶対に利用してはいけません。
■ 裁判所は「二度と失敗しないため」に破産を認めています
自己破産の手続きでは、
- 裁判官との面接
- 反省文の提出
- 事情説明
などを求められることがあります。
これは、
👉 借金問題の原因を自覚し、再出発してもらうため
です。
裁判所は「もう一度人生を立て直すチャンス」として免責を認めています。
その直後に再び借金をしてしまうと、この趣旨に反してしまいます。
■ 金銭感覚を取り戻すには時間が必要です
借金を重ねてしまった背景には、
- 収支管理の乱れ
- 無理な生活設計
- 心理的ストレス
など、さまざまな要因があります。
壊れてしまった金銭感覚は、すぐには戻りません。
時間をかけて少しずつ立て直すことが大切です。
■ 支払いが苦しくなったら「早めの相談」が重要
借金の返済が苦しくなったとき、
「まだ大丈夫」
「もう少し頑張ろう」
と無理を続けると、状況は悪化しやすくなります。
大切なのは、
👉 早めに専門家に相談すること
です。
早く動けば動くほど、
✔ 選択肢が広がる
✔ 生活再建までの時間が増える
✔ 負担が軽くなる
というメリットがあります。
■ まとめ:自己破産後の借り入れは慎重に
自己破産後の借り入れについて、重要なポイントをまとめます。
✔ 免責後7年以内は再破産が困難
✔ 借金をすると逃げ道がなくなる
✔ ブラックでも貸す業者は危険
✔ 闇金は絶対NG
✔ 生活再建には時間が必要
自己破産は「人生を立て直すための制度」です。
再び借金で苦しむことがないよう、慎重な生活設計が大切です。
借金や返済でお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ早めにご相談ください。
状況に合わせた最適な解決方法をご提案いたします。

