相続放棄

相続放棄の例

遺産放棄について、1つの例を挙げてご説明したいと思います。
父と子の2人だけの家族がいました。父は勤勉に定年まで働き、そこそこ財産を形成しました。
しかし、その息子はまともに働きもせず、父の預金口座から勝手にお金を引き出したり、警察のお世話になったり、父と子の仲も犬猿の仲で、ここ数十年は消息すら分からないとうドラ息子。
ある時、このドラ息子に父の弁護士から手紙が届きました。
内容は「お父様が死亡し、あなたに財産が遺されましたので,受け取りをお願いします」というもの。
このドラ息子、この手紙を見て「あのクソ親父!やるじゃねえかよ!」と大喜び。
さっさと実家に戻り、詳しい財産調査もしないで、とりあえず自分が把握している遺産である父の家を売却し、父の預金も自分の口座へ。
棚ぼたで財産が入ってきたドラ息子はウハウハ。しかし、父が死亡してから2か月後、何やら自宅に父宛の封書がたくさん届くようになりました。
封書を開けてみると、なんとそれは全てサラ金からの督促状!
そうです、お父さんは何よりもギャンブルが好きで、財産以上の借金があったのです。
借金も相続財産になるのでドラ息子はその借金の相続もしてしまいました。
それを知ったドラ息子は「あのクソ親父!やりやがったな!」と激怒。
このように、相続財産が借金だけ、またはプラスの財産よりマイナスの財産の方が多い場合、相続なんかしたくないですよね?
また、プラスの財産だけの場合でも、相続するのは気が進まないという人もいるかもしれません。
しかも相続はとりあえず強制的に相続人に相続されます。
無理強いとか勘弁ですよね。
そのためにちゃんと相続放棄という方法が用意されています。
しかしこの相続放棄、相続放棄をする期間、方法、相続放棄ができない場合が決められていますので、見て行きましょう!

まず、相続放棄は自分に相続が起こったことを知った時から原則として3カ月以内にしなければなりません。

そして、相続放棄をするということを家庭裁判所に申し出なければなりません。

さらに1番注意して欲しいのが相続の可否です!
相続した財産の全部または一部を処分した場合には、相続放棄をすることができなくなります。
処分にはプラスの財産を売却する他に捨てる、壊すという行為も含まれます。
また借金について返済をするということも処分に含まれます。
これらの行為をすると、たとえ後で借金があることが分かっても相続放棄はできません。

なので、このドラ息子は残念ながら相続放棄をすることができません。
親不孝の限りを尽くしてきたドラ息子。息子がお金に飛びつくという性格を知ってた上でのお父さんの最後の仕返しだったんでしょうね・・・・

ちなみに相続放棄をした場合は、それで終わりではありません。
相続順位が入れ替わるだけなので、借金だらけの相続放棄をした場合は、次順位の相続人に行ってしまうので、ご注意を。

このように相続については色々なことが絡み合ってきます。

当事務所は約20年にわたり、書類作成業務・登記業務において相続を専門に業務を行っています。
これまで数多くの相続関係書類作成・相続登記の申請代理の依頼を受け、長年の経験と知識を蓄えてきました。まずはご相談ください!

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