遺言

寿命が近づいたおじいちゃんがお医者さんに脈をとられながら布団の周りに集まった親族に、途切れ途切れの声で、この財産を誰々に渡す、と言い終わった後にご臨終。
みんなが涙しながら「これがじいさんの遺言だ!」と言って全員が納得する。
こんな場面、ドラマでありそうですよね。
財産を遺して亡くなる方は、生前に遺言により法律で決められた相続人を限定したり、相続分を変更したり、相続する物を指定することができます。
ただ、遺言は口頭でできるものではなく、原則として書面で残さなければなりません!
そして、その方式や方法が法律で定められています。
これを守らないと遺言の効力が発生しない場合もあります。
では、遺言の方式や方法にはどんなものがあるのでしょうか。遺言の方式によって方法も異なってくるので、遺言の方式から見て行きましょう。

遺言の方式には、自筆証書遺言公正証書遺言秘密証書遺言という3つの方式があります。

自筆証書遺言は、遺言者が自ら遺言書を自書で作成するものです。

公正証書遺言は、公証人に遺言の内容を伝え、公証人に遺言書を作成してもらうものです

秘密遺言証書は、遺言者が遺言書を作成し(自書でなくても大丈夫)、内容は秘密にしたまま遺言書の存在だけを公証人に証明してもらうものです。

とりあえず遺言の方式には3種類あることが分かったと思いますが、じゃあ、何でこんな3種類もあるんだ?ってなりますよね。
自筆証書遺言が1番手軽で作りやすそうなのに、わざわざ他に方式を作る必要があるの?って思いません?
わざわざ他に方式が作られてるからには、何かがあるんです。
じゃあ、その何かって何よ?それは、それぞれの方式には利点と欠点があるんです。
ただし、秘密証書遺言については、現在、利点があまりなく欠点だけが残ってしまっているので、この秘密証書遺言についての説明は省き、自筆遺言証書と公正証書遺言を比べて、それぞれの利点と欠点を説明します。

自筆証書遺言の利点と欠点

自筆証書遺言の利点と欠点

●利点

・自書さえできれば手軽に作成できる
・費用がかからない
・法務局で預かってもらえる(遺言書保管制度)

●欠点

・遺言書の記載要件が決められており、これを欠くと効力が認められないため無効になりやすい
・遺言書が発見されずに、自分が決めた遺産の相続と異なった相続がされてしまう場合がある
・遺言書を最初に見つけた相続人に隠匿・破棄されてしまう可能性がある
・相続人が遺言書を勝手に開封することはできず、家庭裁判所に開封・検認してもらわなければならない

公正証書遺言の利点と欠点

●利点

・公証人が遺言書を作成するため無効になりにくい
・公証役場で遺言書を保管するので、遺言書を隠匿・破棄されてしまうことがない
・遺言書が発見されやすい
・家庭裁判所での開封・検認が不要

●欠点

・費用と手間がかかる
・証人2人を準備しなければならない
・公証人と証人2人に遺言の内容を伝えるので、遺言の内容が漏れる可能性がある

どうです?それぞれの利点と欠点が逆になっていますよね。
だから複数の遺言方式があるんです。
このように遺言書の作成、準備は意外と難しいものです。

当事務所は約20年にわたり、書類作成業務・登記業務において相続を専門に業務を行っています。
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